スティック選び方ガイド。

弘法筆を選ばず。
ということわざ、ご存知ですか?

物凄い書の達人なら、どんな筆でもすばらしい字が書ける。
つまり、上手い人は道具に頼らない。

という意味ですね。

音楽の世界に例えると、物凄い才能の持ち主が、ボロボロのピアノで素晴らしい演奏を聴かせる!かな?
自分もこういう風になりたいですね〜。

筆の選び方ではないですが、ドラムを始めたみなさんは正しいスティックの選び方も大事なので、是非知っておいて欲しいです。

1、音程を確かめる
頭をコンコンと叩くか、指でコンコンと叩く。違い音程のものを何本かピックアップするこ。

2、重さを測る

3、振ってみてバチの重心を確かめる
振ってみると、なんとなく重さが違って感じるはず。それは木の重心が手元よりか、先端よりか個体差があるからです。

4、実際に叩いてみる
ほとんどのよってはお店には試打用のパッドが置いてありますので、それを叩いてみてください。


お店には大体測りが置いてあるので、重さを測るときはそれを使いましょう。また、たまに曲がっているスティックがあるので、その辺の平らな場所で転がしてみるのもおすすめです。
ただ、あんまりあからさまにやると店員さんに睨まれるので、コッソリやってくださいね。

また、一種類のスティックをずっと使い続けるだけでなく、いろんはスティックを買って試してみるのもオススメです。

スティックの選び方をジャンルで分けてみると、

ロック→太くて重いもの
ジャズ→軽くて、チップの小さいもの
フュージョン系やオールマイティに叩きたい方→バランスの良いもの

文字ではわからないので、下の画像でロック、ジャズ、フュージョンの順に並べたので見てみてくださいね👀
ちなみに中段のスティックはVIG FIRTH社 ピーター・アースキンモデルなのですが、実はピーターさんが渡邊貞夫のバンドに参加して佐世保でライブをしたとき、出待ちに行ってご本人から頂いたものなんです。
そのときは「僕もドラムをプレイします!」みたいなことを英語で言ったら「僕のスティックをあげるからちょっと待ってて」と言って、ステージの方に戻っていって、戻ってきてその日に使ったスティックをくれたんです。自分の宝物の一つで、もちろん使わずにとっています😊

↑のピーターアースキンモデルのように、今実際活躍しているプロプレイヤーが監修して作られたものをシグネチャーというのですが、個人的にデイヴウェックルモデル(VIG FIRTH社)、むらたたむモデル(TAMA社)もオススメです。
今日もレッスンをしていて思いましたが、やっぱりスティックによって跳ね返り方が違うので、2つ打ちでつまづく子に、自分のバチを使わせてみたらすぐ出来た!というの、あるんです。そして、自分のスティックに戻ったら感覚を掴んでいるので出来るようになる、ということ。
なので、レッスンをする子には出来るだけバチを選んであげたいと思っています。


最後まで読んでいただきありがとうございました😊

マーチ音楽教室

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打楽器奏者、山口智史のホームレッスンのホームページです。

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