シンバル
僕の初めてのお仕事は大学二年生の時のプロオーケストラでした!
先生がティンパニ ストを務める、憧れの楽団だ!
曲はマーラー8番「千人の交響曲」という、1時間20分ほどの大曲。
担当はティンパニ 1発と、シンバル2発。
シンバルの出番は、なんと曲が始まってから演奏開始から20分後!
それまで、ずっとイスに座って待っているだけ。
ティンパニ どーん!、、、、、
シンバルジャーン!
シンバルジャーン!
、、、
無事演奏が終わりました。
終わった後、オーケストラの人にあなたのシンバル、団員さんよりもいい音してたよ、と褒められた。嬉しかった!
シンバル、気持ちよくできたからな。
よかった。
数年たって思い出しました。
あのとき、シンバルだけじゃなくて、たしかティンパニ も叩いたよね。
僕は演奏開始の最初の1発で、ちゃんと曲に最初から参加していました。
だから、20分間、ただ知らんぷりして座っているわけじゃなくて、曲と一緒に最初からドキドキしたり、悲しくなったり、楽しくなったりしてました。
そして、待ちに待って、オーケストラと一緒にシンバルジャーン!
曲は最初が肝心。
最初にティンパニ をドーンと叩いたのは、実はシンバルを叩くときの気持ちにずーっと繋がっています。
曲の最初のティンパニ を指示した先生に、いつかこのことを聞いてみたいなぁ。
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